あがりの克服
私の門下では発表会が近づいてきました。
どうしたら、あがりによるトラブルを回避出来るのか。
どうしたら、舞台上でこわばらずに弾けるのか。
多くの人に共通するテーマです。
そこで、久しぶりに「あがりを克服する」を読み返しています。
やはり、究極です!
「第1のステップは、身体のこわばりを解くには何をすればいいか、常に知っておくこと。第2のステップは、建設的で前向きな意識を持てるようにすること。この2つが正しく組み合わされた後、第3のステップとして、「己」にこだわる気持を捨て、自由に流れる音楽のコミュニケーションの中に、みずからを解放することです。」
「身体各部の協調とバランスの相互作用の原理に基づいて練習を行なうなら、たった1時間でも6時間の機械的な練習よりも必ず効果が上がります。」
「〈動きとバランスの原理〉が十分頭に入っていれば、生徒を教えているときにも、オーケストラで練習している間も、演奏者自身の練習は続きます。「動きとバランスの原理」を適用して、1日中さまざまなレベルの生徒を教えることは、自分が同じ原理を実践するのと等しい効果があります。」
(「あがりを克服する」カトー・ハヴァッシュ著、音楽之友社刊 より引用)
長時間の苦しい反復練習は必要ありません。
キーワードは「バランス」です。
ご関心のある方は、ワークショップまたはハヴァス式12回セットの個人レッスンにて、ぜひ一緒に勉強しましょう。
「あがり」を克服する―ヴァイオリンを楽に弾きこなすために/音楽之友社
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