自分の練習

今日は、生徒のレッスンが早めに終了したので、自分の練習をたくさんできました。

自分が講師演奏で弾く曲もあるのですが、今日はそれはせず、生徒に発表会で弾かせる曲を、自分が本番にかけるつもりで練習しました。

最近、時間を見つけては、このような練習をしています。

生徒に教えている曲を自分としても真剣に練習すると新しい発見があり、教える力になります。

生徒に私が弾くぐらいに弾いてもらいたいという念力も込めて。

私が20人分の曲を一人で演奏するのは体力的に不可能です。

それを、生徒たちに日々教え、そして一人ひとりが頑張って練習してくれることにより、ずらりと20曲のプログラムの演奏会になるのです。

いつもそう思うと、やりがいを感じます。

そうは言っても、一人ひとりの生徒の人生のドラマはそれぞれです。

私がそれに気がついて関わることができている子もいれば、そうではない子もいて、その子の抱えていることを理解しきれていないこともあるでしょう。

自分の人間としての未熟さを感じることもあります。

でも、レッスンで長い長い時間、その子の演奏を聞いたり、真剣にぶつかったりすることは、その子の心の深い部分と触れ合っているのだと思っています。

だから、音楽以外のことについては言葉で語り合いはしないけれど、一期一会のつもりで自分の最良のものを与えられるようにと思い、レッスンしています。

「私の最良のもの」のレベルがより良くなるよう努力して、未来を創ります!