地球滅亡の日、タイムカプセルで残すとしたら
先日は自分のレッスンへ行きました。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲という宝の山に分け入っています。
4時間に及び、音楽に没入させてもらいました。
ただただ、夢中に弾く。
すばらしい作品のために。
「地球が滅亡する日にタイムカプセルで何を残せばいいかと考えたら、ベートーヴェン弦楽四重奏曲集だけで充分である。
これさえ残せば、西洋音楽とはどういうものであるか、どのような深遠なものであったかが、後の世の人類に全て伝わるだろう。」
師匠が言いました。
私も同感です。
それはそうとして、師匠の指導者としての偉大さに、いつも圧倒されます。
その経験から得たいかに弾くべきかの信念、人を見抜く力、生徒に自分で考えさせる指導法、生徒の人生が良くなるようにと寄り添う愛と忍耐・・・すべてにおいて、指導者として、私など足元にも及ばないと感じます。
最後の日まで、まだまだ精進しなければなりません。