震災追悼演奏

今、子育てと演奏活動両立の体力がないため、数年前よりオーケストラを休団し、表立った演奏活動は控えています。

子供が手を離れたとき再開できるかというと・・・認めるのは非常に辛いことではありますが、その時は寄る年波に勝てず、おそらくもう以前のようにはできないでしょうね。

今は受け入れています。

そんな私が東日本大震災後初めて人前で演奏する機会が、7月の生徒たちの発表会です。

その時に、私は何か追悼の気持ち、そして原発への問題提起の気持ちを演奏に込めたいと思っていました。

探したところ、そんな私の気持ちにピッタリな曲に、幸運にも出会うことが出来ました。

作曲家の近藤浩平先生の「海辺の祈り~地震と原子炉の犠牲者への追悼~作品121」という作品です。

近藤先生は震災直後にこの作品を書かれ、すでに様々な奏者によって演奏されています。そして、震災追悼の趣旨での演奏に対して著作権料を無償にされ、その分被災地への寄付をしてください、とのことです。たいへん有難いことです。

この曲を7月に、私はヴィオラで独奏させていただくことにしました。

心を込めて取り組みます。

近藤先生のブログでは原発のことなど、私などと違い、理性的に知的に分析されていて、感心するばかりです。

http://d.hatena.ne.jp/KoheiKondo/

ブログを拝読して、かなり年上の方なのだろうと最初思いましたが、実は私とほぼ同年代の方なのです!

講師演奏では今年は弦楽四重奏をいたします。

カルテットは私のライフワークとして、勉強していきたいと思っているジャンルです。

今回は助演の先生方にご協力いただいて、小品ばかりですが、演奏します。

生徒の人数は嬉しいことに年々増えて、今年は総勢26名です。

弦楽合奏もやります。

3時間ビチビチの中身の詰まった発表会になりそうです。

今から体力を蓄えます!