第八回 石川利光尺八リサイタル「突破」
平成16年度文化庁芸術祭参加(文化庁芸術祭新人賞受賞)
大阪市助成
2004年10月27日(水)
open 18:30 start 19:00
会場 :ムラマツリサイタルホール新大阪
料金 :前売予約:2,500円 当日:3,000円
曲目
尺八古典本曲
「産安」
武満 徹 作曲
「エクリプス《蝕》」
川崎絵都夫 作曲・委嘱初演
「飛天 ~尺八独奏のための~」
西村 朗 作曲
「赤光」
助演/Guest (出演順)
岩佐鶴丈(薩摩琵琶)
石川憲弘(二十絃箏)
ごあいさつ (プログラムより)
本日はお忙しい中「石川利光尺八リサイタル~突破~」に御来場下さいましてありがとうございました。
私は数ヶ月前のホームページの随筆に
『私のこれからの人生で最も伝えていきたいことは「尺八はすごい音がするとんでもない楽器だ」ということである。
最近は妙にソフィスティケイトされた部分がクローズアップされ、そういう音や演奏が尺八の進化した姿だと見られている。
世間の注目を集めるという点では歓迎すべき事であるが、それは尺八のごく一面である。
尺八はその細い筒の中に宇宙がひそんでいるといっても過言ではないくらい凄まじいエネルギーを包含し、様々な貌を持っている楽器なのである。
私は尺八の持つ様々な貌のなかでもとりわけ凄味、魔性というものを世間へ、そして次代へ伝えたいと希っている。』と書きました。
この想いは日々を重ねるにつれ一際強くなっております。 本日は現状を“突破”しようとする自分自身を舞台上でさらけ出す覚悟です。
どうか最後までゆったりとお聴きいただき、厳しいご批評を賜りますようお願い申し上げます。
末文になりましたが、賛助出演の皆様、作曲の川崎様を始め、ご協力いただきましたすべての方に感謝いたします。
2004年月27日
石 川 利 光
石 川 利 光