随筆石と竹「教わり、教え、教えられ」

毎朝起きたときに顔が赤いのは宿酔だと思っていたが、実は高血圧だった。

毎年この時期に受けている定期健診の結果が送られてきた。
数ある検査数値のうち、気にしている項目を注視すると、血糖値(何せ父親が糖尿病だったもので)、肝機能(何せ晩酌が止められましぇんもので)、メタボリックシンドロームは堂々セーフ。脂質(こちらも父親が高コレステロール血症だったもんですから)はLDLコレステロールのみちょい高め。検診の、結核、胃ガン(バリウムの飲みづらさは何とかならんのかい!)、PSA、心電図、はすべて“異常認めず”でよっしゃー、と、ここまではほぼ順調、予想どおりであった。ところが、去年から今年の一年のうちに血圧がちょっとここに書けないぐらい高い数値になってしまっていた(ヒント・・・上がアントニオ猪木の身長ぐらい、下がやはりアントニオ猪木の体重ぐらい・・・そんなもん知るかい、バゴーン!)。とにかく高かったのである。
そこでついた総合判定結果が“要医療”であった。おまけに(おまけじゃあーりませんが)「血圧測定の結果について“塩分の過剰”“ストレス”などが考えられます。今よりも塩分を控えてみましょう」「健康のため、アルコールは控えましょう」と書かれていた。

私はとうとう立派な“高血圧症患者”になってしまった。しかし、このまま医療機関を受診してしまうとおそらく数種類の降圧剤を処方され、「石川さん、血圧のおクスリは勝手に休んだりしたら絶対ダメですよ。一生服み続けてくださいね」と言われること必至である。そこで、これを読まれた医療関係者にはお叱りを受けること間違いないのであるが、何とかお医者さんに頼らずに血圧を下げることが出来ないか、抵抗を試みることにした。まず、ダンカンさんや笑福亭笑瓶さんが広告に出ている、特保の『何とかエースつぶタイプ』を摂り始めた。そして、ウォーキングを少々増やした。アルコールはなかなか休めないので、週に何日かは“OBday(Only Beer day)”にすることに決めた。あとは、細かなことに拘らずにストレスを溜めないこと、身体のコリを徹底的にほぐすこと、口惜しいが麺類の汁は飲まないこと、などなど、色々と自分に課した。これで数ヶ月様子を見て、それでも血圧が変わらないようであれば受診することを考えよう(この駄文をお読みくださっているかたで血圧を下げる有効な方法をご存知の人は、ぜひ情報をお知らせくださるようお願いいたします)。

 

閑話休題、2013年3月31日という日は私にとって特別感慨深い日である。学校を卒業して社会人になった日の1983年4月1日からちょうど30年、脱サラをして尺八のプロになった1993年4月1日から丸々20年、という節目の日だからである。新卒で医薬品関係の会社員になり、途中から尺八と会社員の二足のわらじを履いていたころは自分でもよくやっていたと思う。周りの人に背中を押され、尺八で生きる人生を選択した32歳から今日までの20年、私は本当に運が良かった。大きな力に生かされている、吹かせてもらっている、ということを日々実感しながら、気がつくと20年過ぎていた、という感じである。感謝以外の何ものでもない。

最近よい言葉を知った。「教わり、教え、教えられ」。同志社大学ラグビー部において数多くの優秀な選手を育てられ、名指導者と謳われた岡 仁詩さんが座右の銘とされていた言葉である。ほんとうにそのとおりだと思う。私は尺八の技術や曲をお教えしているが、逆に習いに来られている人に教わることも少なくない。私が脱サラした時代よりも何倍も厳しい状況の中、夢に向かって前進している若者には挑戦する姿勢を教えられ、また、尺八を人生晩年の友として楽しまれている年輩のかたからは、人の情けや人生の機微のようなものを教えていただいている。
また、岡先生は「楽しく、苦しく、美しく」という言葉も好まれたという。「楽苦美」=「ラグビー」なのであるが、この味わい深い言葉も、ラグビーのみならず尺八にもそのままあてはまる含蓄のある言葉である。厳しい練習と深い配慮の上に成り立つ尺八の演奏は美しいものである。

天命を知る年も過ぎ、見た目はすっかりオッサンとなってしまった私であるが、尺八のプロとしては弱冠野郎でしかない。常に謙虚さを忘れない指導スタイルと、熱く美しい演奏を目指し、さらに20年がんばって生きていきたい。まずそのためには身体の健康である。下げるぜ、血圧!

 

5 Responses to 随筆石と竹「教わり、教え、教えられ」

  1. 伊藤和子 on 2013年4月1日更新 at 9:19 PM

    あららー血圧が高いとは

    父が東洋医学の著名な石の下で行い成果を上げた方法です
     1.朝食にトマト、生のたまねぎのスライスに上質のごま油とレモン汁で食べる、
     塩味がほしくて我慢ならない時はと減塩醤油を少し垂らす
     砂糖で発行させていない塩味の少ないパンをはちみつで食べる

    2.おかずには圧力鍋で炊いた小魚を食べる

    3.玄米食にする。玄米だけでは食べにくいので小豆ごはんにする。
    手間がかかるので3食分一緒に炊く。これはアレルギーにも効きます。

    これだけであとは常識的な塩分を減らしたりするだけでほぼ一年で血圧は正常に。
    それまで降圧剤で腎臓まで壊しかけていました。

    また、この食事は体重は減りませんが体がすっきりしてきます。

    この食事は母が大変手間暇をかけてしましたが、時間がかかりますので、
    どれか一つでも始められてはいかがでしょうか。

  2. 里ちゃん on 2013年4月1日更新 at 11:25 PM

    私も飲んでますよ、ペプチドエース つぶタイプ。
    でも、あんまり効果ないみたい・・・。
    やっぱり、ウォーキングかな、と思います。

    • admin on 2013年4月3日更新 at 5:40 PM

      何と、里ちゃんは私のペプチド先輩でしたか。まあ特保ですから気休めみたいなもんですかね。歩く、ゆっくり走る、泳ぐ、で身体を動かして、あとは減塩に気をつけてしばらくやってみます。ありがとう。

  3. 村田 禎三 on 2013年4月2日更新 at 10:22 AM

    はじめまして、私は、八年前から、新都山流で尺八を習っています。歳をくってからなので、なかなか上達しませんが楽しんでおります。先生のホームページは良く見せていただいています。随筆石と竹は楽しみにして読ませて
    頂いております。私は、昨年人間ドックで総コレステロール、LDL、ALT,血糖値が基準より外れており、医者からは薬を処方されましたが、無視、丁度赤ん坊を産んで里帰りしていた娘の母乳に良いという健康食(肉は食べず
    魚と野菜)を40日間つき合わされたところ、上記数値は全て半年後の健康診断では基準値に入りました。血圧も
    一時150位になったことがありましたが、下がっています。今回、食べ物がいかに大事かと痛感しました。きっと40日もあれば細胞も入れ替わるのかと素人なりに納得しております。ご参考にならないかも知れませんが
    何時も読ませていただいているほんのお礼代わりに。

    • admin on 2013年4月3日更新 at 12:05 AM

      村田禎三様
      コメントありがとうございました。ご教示いただいた健康食を参考にさせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。石川利光

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