尺八三本会「風童」とは?

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結成のいきさつ

”関西の若手尺八奏者を起用して親しみやすい尺八のCDを作りたい”という、KYOTO RECORDSプロデューサーの石井満補氏の意向によりCD『風動』が生まれました。幸運にも演奏させていただいた私たち三人(米村鈴笙、岡田道明、石川利光)は、それまでも共演することはありましたが、特にグループを組むつもりはありませんでした。というのも、邦楽の世界では尺八の三重奏というかたちが決して珍しいものではないからです。しかし、邦楽を知り始めて間もない石井氏によって、私たちは尺八三重奏の魅力を改めて知ることができました。そして、三本の尺八による音楽の可能性と、私たち自身の可能性を模索するために「風童」が生まれました。

 

メンバープロフィール

米村鈴笙 よねむら れいしょう

1979年関西学院大学邦楽クラブにて尺八を始める。在学中は田中右童氏、その後青木鈴慕氏に師事。1982年関西音楽集団に入団、現代邦楽アンサンブルを学ぶ。
現在はソロ活動に加え、石川利光、岡田道明と尺八三本会「風童」を結成、CD録音および積極的なコンサート活動を行っている。
録音CD、『風動』『絵夢』『いにしえ』他多数。
鈴慕会師範、琴古流協会会員。

岡田道明 おかだ みちあき

立命館大学在学中より邦楽部にて琴古流尺八を始める。
島田道雪、のち横山勝也に師事。
NHK邦楽技能者育成会第35期修了。
1994年、1996年リサイタル開催。
米村鈴笙、石川利光とともに尺八三人の会「風童」を結成し、尺八によるアンサンブルの可能性を追求しつつ演奏活動を行う。
ロシア、アメリカ、ヨーロッパ、中東など海外公演。
収録に参加したCDに、プラヤサウンド(フランス)『JAPON-尺八』、KYOTO RECORDS『風動』などがある。
現在、京都を中心に古典から現代音楽までジャンルにとらわれず、幅広い演奏活動を行っている。

石川利光 いしかわ としみつ

 

風童ディスコグラフィ

CD『風動』、『JAPON-尺八』

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